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未経験者がシナリオライターになるには?ゲーム会社に正社員として転職できた経緯

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あなたは、未経験者でゲーム会社のシナリオライターになるのは不可能だと思い、諦めてはいませんか?

ゲーム会社のシナリオライターになるためには通常、専門学校に通ったり、ゲーム会社でアルバイトをしたり、といった経歴がなければ難しいとされています。しかしながら私は全くの異業種、すなわち未経験者でありながら、正社員としてゲーム会社のシナリオライターに正社員として転職することが出来ました。

本記事では、私がゲーム会社のシナリオライターに転職するまでの過程をまとめましたので、同じ未経験者でシナリオライターを目指す方は、何らかの参考になれば嬉しいです。

目次

経歴について

まずは簡単に、私の経歴を説明したいと思います。

  • 転職時の年齢は20代後半
  • 理系の大学院卒
  • 転職前は4年弱ほどゴム素材の研究開発に従事
  • 高校時代から小説をネット上で公開
  • 短編小説の受賞歴アリ(エブリスタ)
  • ファンタジア大賞で三次選考まで残ったことがある
浅ノ月

趣味で小説を書いていましたが、学歴や転職前の仕事は、
シナリオ業とは全くの無縁でした。

Step1.募集先の検索

私はまず、以下のサイトを使って、未経験者で募集をかけている会社を探しました。

Indeed

クリエイター専門の転職サイトはいくつかありますが、意外にも「Indeed」で検索をかけると、結構な数の募集がヒットします。

どんな会社が募集しているのか、まずはざっと見てみたいという方は、Indeedで検索することをオススメします。ちなみに私の転職先も、この「Indeed」で見つけました。

アルバイト形態などの募集もありますので、正社員ではハードルが高いという方は、まずアルバイトとして経験を積む方が良いかも知れません。

Green

IT/Web業界の求人・採用情報に強い転職サイト「Green」。

検索をかけると、有名企業さん~中小企業さんの募集が見つかります。

(有名企業では経験者募集が多いですが…)

マイナビクリエイター

就職・転職サイトとしての知名度はピカイチのマイナビですが、クリエイターの転職に特化した「マイナビクリエイター」というのがあります。

しかし、こちらはエージェントを介しての紹介になりますので、人見知りかつ未経験の私にはハードルが高く、活用には至りませんでした。

しかしながら、「シナリオライター」で募集している会社は掲載されていますので、情報収集の面では、1度目を通しておいても損はないかと思います。

DODA(デューダ)

転職ならDODA(デューダ)、でおなじみの定番サイト。

検索をかけると、大手が多いですが、それなりに募集企業が見つかります。

こちらもエージェントを介しての応募となりますので、ハードルは高いです。

リクナビNEXT

マイナビと同じく、転職と言えば、ド定番中のド定番サイト。

自分が調べた限り、リクナビにはクリエイター特化のサイトはないようです。

一応、検索をかけると引っかかりはしますが、上記で挙げたサイトを見ておけば十分かなという感じです。

シナリオライターの方向けの転職サイトについて、別記事にて詳しくまとめました。

よろしければ、こちらの記事も参考にしてみて下さい。

Step2.応募する前に受賞歴を作る

浅ノ月

未経験で募集しているとはいえ、さすがに受賞歴がないと厳しいのでは……?

そう思った私は、選考書類の応募を始める前に、小説賞の受賞を目指しました。

経歴に短編小説の受賞歴アリ、と書いたのですが、実は転職先の会社に応募する前に、短編小説を書きまくって受賞したものです。

小説投稿サイトのエブリスタでは約2週間に1回のペースで短編小説の賞を応募する機会があったので、それに応募しまくりました。そして、ありがたいことに大賞を受賞することが出来ましたので、そのタイミングで私は、応募書類の送付に踏み切りました。

ちゃっかり宣伝しますが、大賞を受賞した作品は「5分後にキモチがあふれる恋」に収録されている『その気持ちは、メロンソーダに溶かして』という作品となります。興味のある方は是非、読んで下さるとうれしいです。

Step3.企業HPから直接応募

こうして受賞歴を作った私は、応募を決めた会社の公式HPを訪れ、募集フォームから直接応募しました。

理由は転職サイトを介さない方が、企業からのレスポンスも早いだろうと思ったからです。

ちなみに私は社内で採用にも関わるようになったのですが(※現在は退職しております)、エージェントを介しますと、企業側が成功報酬を支払う必要がありますので、ちょっとハードルが高くなるかも、という気がします。

とはいえ、十分な業務遂行能力があり、まともな企業であれば、そんなことは気にしないので、あまり深く考えなくても大丈夫だと思います。

応募書類では出来得る限り実績をアピール

私の応募先の会社は、履歴書などはもちろんのこと、「何かアピールできるものがあれば、送って下さい」といった感じで募集がかけられていました。

そこで私は、経歴に書いた受賞歴やファンタジア大賞三次選考落ち等の情報やこれまでどれだけ小説を書いてきたか、作品数や文字数がわかる資料を作成し、そちらも一緒に添付して応募しました。(下記画像参照)

実際に送付した作品情報の一部分

ちなみに某掲示板に投稿した二次創作のSS作品も、資料に掲載していました。地の文のないSS形式はゲームシナリオに近い部分もあるかと思ったためです。

これが功を奏したのか、一次面接には辿り着くことが出来ました。

Step4.面接(シナリオ課題)

一次面接後、私にとあるテーマでシナリオを書くようにと課題が課されました。

浅ノ月

えっ、そんなの選考ステップに書かれてなかったよ!?

入社後、会社内部の事情などなどで、私にシナリオ課題が出されたのだと知りました。

元より選考ステップに明示されている企業もありますが、こういった課題を課されることもあるようです。

そしてあまり大きな声では言えませんが、このシナリオ課題に私は、1年という歳月を費やしました。(当時は残業も多く、課題に取り組む時間がなかった、という言い訳)

通常であれば、1年もの歳月をかければ、まず間違いなく落とされますが、1年かけただけのクオリティが認められ、私は最終面接に至りました。感覚的分かるかとは思いますが、歳月をかけた分だけ、クオリティの高いものが求められると考えて頂いた方がいいです。

ゲーム会社でシナリオライターで働くとなったら、必ず納期が存在します。つまり、一定期間内でそれなりのクオリティのシナリオを書ける人物が求められるのです。

ですので、シナリオライターを目指している方は、執筆速度も気にかけておいた方がいいです。面接などでも聞かれることが多いかと思います。

Step5.内定を頂く(決断から1年半)

一次面接から1年後となった最終面接。1年ぶりですね、的な感じで、さすがにちょっとお相手も笑っておりました。

最終面接は役員の方の簡単な質問に答え、その場で内定を頂きました。(後から聞きましたが、最終面接はよっぽどやらかさない限り落ちないやつでした)

こうして私は未経験者でありながら、ゲーム会社のシナリオライターに転職することが出来ました。

1年半かかったとはいえ、幸運なことに、その1社のみの応募で転職活動を終えたのです。

まとめ

今はもう退職はしてしまいましたが、転職してからの実績が認められ、シナリオライターの選考書類を見る立場となりました。

自分の経験と選考側の視点から、未経験者がシナリオライターに転職する方法をまとめました。

受賞歴などの実績は応募書類に明示した方がいい

短歌でも小説でも何でも構いませんので、受賞歴があれば、必ず書類に記載することをおすすめします。クリエイティブなもので受賞歴があれば、やはり見る側も「おっ!」となります。

小説賞であれば、二次落ち以上であれば、明示した方がよいかと思います。(少なくとも読める小説が書けるという証左になります)

最低限のコミュニケーションは取れるように

あなたがいくら素晴らしい文章を書く実力があっても、最低限のコミュニケーション能力がなければ、採用には至りません。

というのも、やはり会社として組織でやっていく限り、少なくとも社内の人間とは、何らかのやり取りが生じるからです。

私の会社でも「シナリオライター」よりも「小説家」に向いている、という理由で面接に落ちた方もいらっしゃいます。

そういう意味では、別業種でも会社員の経験がある方の方が、採用には有利ではないかなと思います。

本気であれば、どんな方でもシナリオライターになれる

オチ的には根性論みたいになってしまいますが、本気でシナリオライターになろうという気持ちさえあれば、ある程度の年月がかかるかも知れませんが、シナリオライターになることは出来るかと思います

私はTwitterなどもやっていますので、詳しいお話が聞きたい方は是非、メッセージなどを送って頂ければと思います。

それでは!

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