夜行バスでは眠る時には全開リクライニングしたいけれど、後ろの人に気を遣ってしまう。そんな経験があなたにもあるのではないだろうか。
以前、夜行バスを利用したのだが、人見知りを看板に抱えているだけあって、後ろの人に声を掛けることなど出来なかった。しかしながら、周囲の乗客もほとんど座席を倒していない。リクライニングのしにくい空気感も出来上がっていたのである。
そして先日、またも夜行バスを利用する機会があったのだが、「一斉リクライニング」のアナウンスがあるというVIPライナーを利用してみた。
暗闇の中で「一斉リクライニング」のアナウンス。見事に乗客はみな、全開リクライニングをしていた。素晴らしい。
しかしVIPライナーの魅力は「一斉リクライニング」だけではない。本記事では、実際に乗車した筆者がVIPライナーの魅力について紹介する。
※本記事は2022年3月時点の情報となります
「眠れる」環境作りに努めている
「一斉リクライニング」のアナウンスがある
冒頭でも述べた通り、最終乗車地点を過ぎた後に「一斉リクライニング」のアナウンスがあり、乗客は気兼ねなくリクライニングをフルに倒すことが出来る。(無論、倒したくない人はそのままでOK)
ブランケット・ミニ枕・腰ピロー(腰当て)が用意されている
出典:VIP LINER公式サイト(https://vipliner.biz/equipment/)
各座席にはブランケットとミニ枕が置かれており、さらに座席上部の荷物置き場には腰ピロー(腰当て)が用意されている。
枕や腰ピローは、楽な姿勢に調節するのにGoodなアイテム。素晴らしい。
隣席との間に仕切りカーテンがある
隣席との間には簡易な仕切りカーテンが用意されている(中央の通路側にはない)。
窓際であれば、4列シートながらちょっとした個室空間が出来上がる。隣に誰かがいるという落ち着かない感じも、これで少しは軽減される。
バスの待ち時間にラウンジが利用できる(一部待合所のみ)
東京・京都・大阪・難波・名古屋にはVIPラウンジというものがあり、このVIPラウンジから乗車する場合、「パウダールーム」や「フィッティングルーム」の利用、「無料ドリンク」などのサービスを受けることが出来る。
私は初めての時には分からなかったのだが、VIPラウンジを利用する際には受付の機械を操作する必要がある。詳しくは公式サイトに書かれているが、予約時のQRコード・名前・電話番号のいずれかで受付をする。楽天などの他サイトから予約した場合でも、名前か電話番号で受付可能。ラウンジには社員さんもいるので、分からないことがあれば聞いてみよう。
無料ドリンクも嬉しいのだが、何よりバスの到着まで室内で座って待つことが出来るということが嬉しいポイントだった。(正確に言うと、バスが来る直前の5分くらいは外で待たされたが、まあ許容範囲)
価格は他会社の4列スタンダードと大差なし
これだけ至れり尽くせりだというのに、他会社の4列シートと価格差はほとんどない。
調べた限り、変わったとしても数百円程度か、他社と同等の価格で乗車することが出来る。
Tポイントも付与される
更にVIPライナーでは、Tポイントが付与される。
VIPライナーの会員で公式サイトから予約した場合は、100円につき2ポイント。
他サイトから予約した場合は、100円につき1ポイント。他サイトでのポイントサービスはそのまま付与されるので、実質的な還元率は公式サイトと予約した時とほとんど変わらないだろう。ただし、Tポイントをもらうには公式サイトから申請が必要なので忘れずに。
4列シートでも「VIP」待遇のおもてなし
4列シートの座席でも、その名の通り「VIP」待遇。他会社の夜行バスとのサービス差に私はかなり驚いた。
無論、もっと快適に過ごしたい場合は3列独立やデラックスシートがあるので、そちらを利用すればOK。
しかし交通費を安く済ませつつ、出来るだけ快適さを求めるなら「VIPライナー」一択だと思う。
夜行バス予約の際には、シート名や値段だけでなく「VIPライナー」という要素を加えて検討してほしい。
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おすすめの旅行グッズ&ガジェット紹介
最後に、私おすすめの旅行グッズ&ガジェット紹介。
空気式で持ち運びがしやすいネックピローなど、バスの中でも使えるグッズもあり。
ぜひ参考にしてみてほしい。
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