本記事は、パナソニックのジェットウォッシャードルツ EW-DJ54を半年間、実際に使用してみたレビュー記事です。
私自身、ジェットウォッシャーを使うのは、このモデルが初めて。
結論から言うと、ジェットウォッシャーを使ったことのない人は、このモデルを買っておけばOKといえるぐらいの満足度でした。
半年間、実際に使用してみて良かった点と気になった点を正直にレビューいたします。
また、新モデル「EW-DJ55」と旧モデル「EW-DJ53」との違いも解説してるので、ぜひ最後までお付き合いください。
EW-DJ54の良かった点とメリット
糸ようじやフロスをしなくても良くなる
よく歯医者でも「虫歯予防にはフロスもやりましょう」と推奨されますよね。
私も歯磨きの後にフロスをして、「あ~歯垢が取れてんな」と実感していました。
ジェットウォッシャーを購入してからは、フロスをしなくなりましたね。
ジェットウォッシャーした後にフロスをしても、歯垢がほとんどフロスについてないんですよね!
これ、めちゃくちゃ感動しました。
ただし、これはあくまでも筆者の体感なので要注意。
歯科医の方々の意見では、フロスなどで物理的に歯垢を落とさないといけないという意見もあります。
確実に歯垢を除去したい方は、糸ようじやフロスの使用がおすすめですが、普段からフロスやってないよという方は、ジェットウォッシャーでも十分効果があるかと思います。
防水仕様でお風呂でも使える
EW-DJ54は、防水仕様なのでお風呂や洗面所でも気軽に使うことができます。
慣れないうちは周囲をビタビタに濡らすかもしれないので、まずはお風呂で使ってみるといいかもしれません。
しかし、慣れてしまえば洗面所でも使うことができるでしょう。
筆者は1日で慣れました。
ポイント磨きや舌磨きも可能
通常使用するのは、勢いよく水が噴射して歯周ポケットや歯の隙間の汚れを落とす「超音波水流ノズル」です。
他にも「ポイント磨きノズル」と「舌磨きノズル」の2つがEW-DJ54には付属しています。
Panasonic公式サイトでは、以下のように紹介されています。
出典:Panasonic公式サイト(https://panasonic.jp/teeth/products/EW-DJ55/function.html)
出典:Panasonic公式サイト(https://panasonic.jp/teeth/products/EW-DJ55/function.html)
この2つのノズル、私は使っていないのですが、矯正中の方や舌も磨きたい方には打ってつけでしょう。
EW-DJ54の気になる点とデメリット
ノズル交換のコストがかかる
ノズルは付け替えることができ、家族で使い分けられる点は便利です。
しかし、ノズルは衛生面を考慮して、メーカーから半年に一回は交換するように推奨されています。
超音波水流ノズルの価格は2本入りで公式価格は1000円前後、Amazonなら700円前後で購入できますね。
ちなみに替えノズルには、4色のゴムが付属しているため、誰が使っているノズルか見分けがつけられます。
使う人数が多ければ、当然コストもかかるので注意ですね。
筆者は実際に半年経って交換してみたのですが、水の勢いが変わるとか、そんなことはありませんでした。
衛生面が気にならない人は、使い続けていても実使用には問題なさそうです。
給水できる量がやや少ない
EW-DJ54のタンク容量は約200mLで、1回の給水で約1分間連続使用できます。
これがまた絶妙な容量で、全部磨き終えるには、使用途中で水を継ぎ足す必要があるかなという感じです。
(使用に慣れてきた筆者は、ギリギリ継ぎ足さずにいけます)
舌磨きやポイント磨きもするなら、確実に水を継ぎ足す必要はありますね。
水の継ぎ足しは、めちゃくちゃ手間というわけではありませんが、気になる人は気になりそうです。
さらに給水量の多いタイプは、600mLのEW-DJ75になるわけですが、ちょっとでかすぎるのが気になるポイント。
据え置き型との比較は後述してますので、そちらで詳しく解説いたします。
充電スペースの確保が必要
EW-DJ54は充電式で、上記写真のように充電スペースを確保する必要があります。
いや、もちろんリビングとかで充電してもいいわけですが、水回りのものは水回りに置いときたいですよね…。
コンセントも、ドライヤーなどを使うなら、いちいち付け替えるか、分岐タップを用意する感じになります。
充電自体は1時間で終わるのですが、連続使用可能時間は約10分です。
充電なしでも2~3日は持つという感じですが、まあ毎度充電しといた方が無難です。
購入前の疑問点を解決
新モデル・EW-DJ55との違いは?
EW-DJ54の後継機となるEW-DJ55が、2022年6月1日に発売されています。
違いは底のふたの色が違うだけで、性能面や付属品に違いはありません。
公式サイトの「よくある質問」でもちゃんと回答されているので、安心してください。
出典:Panasonic公式サイト(https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/10556/kw/EW-DJ55/p/1815#section02)
というわけで、特にこだわりがなければ、価格の安いモデルを買えばOKですね。
記事執筆時点では、新モデルのEW-DJ55が最安値となっていますので、最新型を買っておけば良いかと思います。
旧モデル・EW-DJ53との違いは?
EW-DJ54の前モデルとなるEW-DJ53が、2020年7月1日に発売されています。
こちらの違いは2点あります。
1点目は付属品の違いで、旧モデルのEW-DJ53には「舌磨きノズル」がありません。
(別途購入すれば、舌磨きノズルの使用はできます)
2点目は底のふたの色が違いです。
EW-DJ54はグレー、EW-DJ53はホワイトになっています。
こちらも公式サイトで違いが明示されており、性能差はありません。
出典:Panasonic公式サイト(https://jpn.faq.panasonic.com/app/answers/detail/a_id/10556/kw/EW-DJ55/p/1815#section02)
舌磨きノズルが付属する分、EW-DJ54の方が優れているわけですが、記事執筆時点では最新のEW-DJ55が最安値です。
特殊な事情がない限り、EW-DJ55を選んでおけば良いでしょう。
ジェットウォッシャーは意味ないのか?
Googleで検索すると「ジェットウォッシャー 意味ない」という関連ワードが出てきます。
レビューとかブログを見ても「ジェットウォッシャーは歯医者に意味ないと言われました」とか書かれてるわけです。
一方で「歯医者さんに診てもらったら、キレイだと褒められました!」的なレビューもあります。
ぶっちゃけ、筆者は効果の是非については断言できません!!!
しかし、体感として、ジェットウォッシャーをやると糸ようじで取れる歯垢の量は減っていると思います。
公式サイトでも、人口歯石の除去試験で結果が違うと報告されています。
出典:Panasonic公式サイト(https://panasonic.jp/teeth/products/EW-DJ55/function.html)
でも、これで虫歯や歯周病が100%防げると断言はできません。
というわけで筆者としては「意味ない」ということはないかと思いますが、過度な効果の期待も禁物かなという感じです。
痛くないのか? 歯茎から血が出ない?
超音波水流を歯茎に当てるわけですが、使い始めは痛みを感じたり、歯茎から血が出ることはありました。
しかし、1~2日で慣れ、痛みを感じることはなくなりました。
歯茎からの出血は、使い慣れても、たま~~~にあります。
しかし、3ヶ月に1回あるかどうかという感じで、出血量もそこまで心配するほどではありません。
そしてEW-DJ54は、水圧レベルを5段階で変えられます。
筆者はレベルマックスの5で使用していますが、痛みや刺激に弱い方でも、水圧レベルを下げれば問題なく使用できるでしょう。
他タイプとの比較
出典:Panasonic公式サイト(https://panasonic.jp/teeth/products/EW-DJ75.html)
パナソニックの超音波水流タイプのジェットウォッシャーを購入するなら、上記の通り3タイプから選ぶことになります。
もう1つ、ジェット水流タイプのジェットウォッシャーもあるわけですが、こちらは「歯の表面の汚れ洗浄」や「ポイント磨きノズル・舌磨きノズル」にい対応していないようです。
というわけで、基本的には超音波水流タイプを選んでおけば良いかと思います。
(歯が弱い方は、ジェット水流タイプがおすすめです)
以下、超音波水流タイプ3種類を比較して、良い点と気になる点をまとめましたので、参考にしていただければ幸いです。
据え置きタイプ・EW-DJ75との比較
大容量の据え置きタイプ・EW-DJ75の良い点と気になる点は以下の通り。
- 600mLの大容量で、3分間使用できる!
- 水圧レベルが10段階で変えられて強力!
- お風呂では使えない
- 使用時はコンセントに繋ぐ必要あり
容量や水圧などは、最高性能を誇っています。
しかし、防水機能はなく、使用時にはコンセントに繋いでおく必要があるのです。
結構なサイズですので、洗面所に据え置きして使用するのはなかなか難しそう。
かといって、リビングでやろうものなら、周囲をビショビショにする可能性あり。
取り回しの悪さが個人的にはかなり気になるポイントですね。
コンパクトタイプ・EW-DJ42との比較
コンパクトタイプ・EW-DJ42の良い点と気になる点は以下の通り。
- 本体を1/2サイズに収納可能で、もっとも持ち運びしやすい
- お風呂でも使える
- 3タイプの中ではもっとも安価
- 容量150mLで、最大使用可能時間が約40秒と短め
- 水圧レベルは4段階
コンセプト通り、コンパクトで持ち運びに最適なモデルです。
出張先や出かけ先でも使いたいという方は、こちらのモデルが最適でしょう。
容量の小ささが欠点となりますが、コードレスタイプのEW-DJ55でも途中で給水することもあるので、まあ許容できるかなという感じ。
価格は安いですが、ポイント磨きノズルと舌磨きノズルは別途購入が必要なので、結局はコードレスタイプと価格はトントンかも知れません。
まとめ
結論は、私が購入したコードレスタイプで2022年6月1日に発売されたEW-DJ55が、価格・性能面でバランスが取れているのでおすすめです。
充電式で外出先でも使用できますし、お風呂でも使えるので、据え置きタイプとコンパクトタイプのいいとこどりが出来ているかと思います。
歯は一生ものですので、よきデンタルライフのためにも、興味があれば是非。
コメント